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分割図:一枚のチャートの、その先へ

Sep 9
2 min read

出生図には、生まれた瞬間の惑星の配置が描かれています。

けれどJyotishでは、その一枚だけを見て、その人のすべてを判断するわけではありません。

出生図のサインを一定の方法でさらに細かく分け、そこから別のチャートを作ります。それが Varga(ヴァルガ/分割図) です。


分割図を見ることで、出生図に描かれているものを、異なる角度からさらに詳しく見ていくことができます。


面白いのは、同じ惑星でも、分割図では違った姿を見せることです。


例えば、出生図ではあまり目立たない惑星が、ある分割図ではとても良い状態にあることがあります。

若い頃には特別な強みだと思っていなかったものが、経験を重ねるにつれて力を発揮するようになることもあります。


反対に、出生図だけを見ると恵まれているように見えるものが、分割図まで見ると、そこにはもっと複雑な課題が含まれていることもあります。


人生を理解する上で大切な分割図のひとつが、Navamsha(ナヴァンシャ/D9) です。


D9は、出生図(D1)と並んで、Jyotishの鑑定で中心的に使われるチャートです。結婚や配偶者を見るときに重要な分割図としてよく知られていますが、それだけではありません。


持って生まれた性質が、人生の経験を通してどのように深まり、成熟していくのか。出生図に示された惑星の力が、人生の中でどのように育ち、現れていくのか。


D9は、その人の人生そのものをより深く理解するために欠かせないチャートです。

結婚をする人にとっても、しない人にとっても、ナヴァンシャ(D9)の重要性は変わりません。


ほかにも、仕事や社会での活動を詳しく見るために使われる Dashamsha(ダシャンシャ/D10) など、Jyotishにはさまざまな分割図があります。


ただし、分割図は一枚ずつ切り離して読むものではありません。

出発点になるのは出生図です。そこに分割図を重ねることで、その人のさまざまな側面が、より立体的に見えてきます。


同じ人の中に、すぐに表に現れるものもあれば、時間をかけて育っていくものもある。ある領域では簡単にできることが、別の領域では長い経験を必要とすることもあります。


「仕事では驚くほど大胆になれるのに、プライベートでは慎重になる」

「社会的には評価されているのに、内面ではまったく違う探求をしている」


このような、一見矛盾するような自分の中の違和感や多面性も、分割図を重ねて見ることで、どちらも同じ自分の一部だったことが見えてきます。


一枚のチャートだけでは見えなかった、自分という人間の奥行き。

分割図は、その幾つもの層を映し出してくれます。


 
 
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